吉田誠〜空飛ぶおやじのスローライフ

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<<   作成日時 : 2010/09/16 00:34   >>

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先日、山梨県で関東圏域の農業生産法人の集まりがあり、
パネラーとして参加させてもらいました。

パネラーは、JA、全農、商社、金融など農業関連の第一線で活動するメンバー。
仕掛け人は、世話人役の農業生産法人のカリスマ社長Uさん、
流石、おもしろいことをやってくれます。

2ケ月ほど前にパーティーでUさんにお会いしたときに、
「おいっ!9月の2日空けとよ。」と言われたのが運のつき。
何のことかわからず、それでもUさんのいつもの迫力に負けて日程を空けておいたら、
直前に届いたのが招待状とパネラーの名簿という次第。

ほぼパネラー全員がそんな調子で集められたようです。
これもUさんの怖さ、いや人徳なのでしょうね。(笑)

でも、全く打ち合わせ無しのパネルディスカッションはおもしろかったです。
パネラーもUさんが選んだだけのことはあって、僕以外はツワモノ揃い。
(シンポジウムなんかでよく会うメンバーですが)
TVも頭撮りだけだったこともあり、完全な本音トークとなりました。

JAの組合長が、「企業の農業参入は信用ならない。土地が欲しいだけ。
JAは零細な農家を守っている。」と発言。
(よくある企業性悪論に基づくご批判。いささか旧すぎるけど!)、
生産者からも「企業だけが儲けている」との発言。

これに対して、
おとなしく上品にしていた(はず)
商社、卸業等の民間パネラー勢がついに本音を出しはじめました。

「農地を買いたいと考える企業など今時いない。
資産価値の上昇で利益を求める企業がいるのだと考えているのだとしたら、時代錯誤も甚だしい。」
「農家もビジネスだし、商売ではないのか。農家だって事業者であるはずだ。」
「JAができた理由は、零細な農家が共同で販売・購入活動を行うためだろう。
金融と共済で儲けているから、営農をなおざりにしているのではないか。
JAは自らの原点を思い出すべきだ。」
「利益率の低い農業生産法人をM&Aしようなんて企業はいない。
あるとしたら、ごく一部のおかしな企業だ。」

まだまだ発言が続きます。
「直営農場をやっている企業のほとんどは、エンドユーザーに近い企業ばかり。
イメージを高めるためのパーフォーマンスが目的だ。
それを企業の農業参入だと決めつけているのはメディアだ。
本来は、企業がプロの生産者ときちんと役割分担とリスク分担をし、
連携・支援しながら安定した供給体制をつくるのが、
企業の農業参入のベターなあり方だと思う。」

これで反撃は収まりません。
「農業は儲からない分野だ、農産物流通の配当率目標は1%でしかない。
(農協はリスクを取らずに何%取っているのだ?…これは声にならない声です。)
我々は、小売や外食など実需者の要請があるから、
食料調達という使命があるから、
農産物の供給を行っている。
そうでなければ、こんなに利益率の低い分野に企業は手を出さない。」

最後に直売事業で有名な生産法人の代表Hさんが、決め台詞。
「農協や農水省、企業を批判しても始まらない、
結局は農家自身の問題なんだよ。農家は商売人なんだ。それを自覚しなければいかん。」
流石Hさんです…結論出ちゃいました。

こんな白熱の議論の後、どうなったかと言いますと。
流石に意識の高い農業生産法人の代表の皆さんです。
懇親会も翌日の分科会でも和気あいあい、議論が盛り上がりました。
(農協批判、農水省批判が多かったのは事実。
何故か、僕が農水省の課長補佐さんのフォローしていました。(笑))

残念ながら二日目の途中で仕事のため東京に戻ったのですが、
帰りの電車の中で、
「まだまだ、日本農業の再建に希望は捨てちゃいかんな!」と思った僕でした。
これも、Uさんのおかげです。
感謝。






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