吉田誠〜空飛ぶおやじのスローライフ

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<<   作成日時 : 2011/05/13 00:40   >>

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先日、
かつて野菜の産地だった地域を訪れました。
今年に入り4回目の訪問です。

連作障害やベト病の蔓延への対応の遅れ、価格の低迷などにより
いまでは、野菜はほとんどつくられていません。
高齢化と後継者不足がどんどん進み、
あと数年で農業は壊滅してしまいかねないという危険な状況です。

地元のJAからの要請を受けて、
農業再生のための支援を検討しているのですが、
結論ははっきりしています。
その結論というのは、
離農する高齢者の方々の農地を若い後継者のもとに集め、
米づくりをやめ、年3回転の野菜生産に変えるということです。
気候、土壌、市場アクセス等の条件から見ても産地再生は十分可能です。

この転換により、収益が増えるのは確実です。
そうなれば、後継者も育つはずです。
関係者はみんなそう考えているのですが、
これがなかなか進まないのです。

まず、米作りをやめてくれないのです。
「ここのコシヒカリは美味しいから、
直売や地元市場で16,000円/60kg以上で売れるし、所得補償もあるから。」
と言うのです。
確かに、コシヒカリには間違いないのですが…。
(コシヒカも作り手、つくる場所でピンキリです。
そもそも品種ブランドなどというものはあり得ないのです。)
一等米率が毎年2%以下で、粒径も小さく、味も…とても美味しいとは言えません。

「で、米をつくって儲かっているの?」
「…いや赤字。」
「やっぱり。
本当のこと言うと、田畑を荒らすのも、他人に貸すのも世間体が悪いから、
一番、働かなくて良い楽な米作りしているだけじゃないの?」
「……↓」

地域農業の再生にとって、何が難しいかというと、
農地集約?生産コストの削減?生産技術の向上?
いやいや、一番難しいのは生産者の意識転換なんです。

補助金依存、農協依存、市場依存など他者依存と他者への責任転嫁というクセ、
労働時間、経営感覚、勉強・努力、謙虚さなどの不足…。

こうした意識さえ変えることができれば、
難しいと言われているほとんどの問題が解決できるはずです。
しかし、これだけは、本人が気づかないかぎり、本人がその気にならないかぎり、無理な問題ですから、
僕に出来ることはというとい、会うたびに笑いながらしつこくしつこく言い続けることしかないのです。

先日、訪問した際の会議で、JAのNさんが言いました。
「最近、みんなに言うてるんや。
もう米づくりやめよらよ。この地域で無理して米つくる必要ないで。
あんたに言われたとおりのことやけどな(笑)」
一人、気づいてくれたようです。(喜!)

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