吉田誠〜空飛ぶおやじのスローライフ

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zoom RSS 農林水産業ファンド

<<   作成日時 : 2011/09/28 01:28   >>

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再生会議の中間提言を受けて関係省庁も農業ファンドの検討に入ったようです。

ニッチな話としては、
農業法人(株式会社)の無議決権株を消費者や実需企業が購入するといったものがあるのですが、
確かに生産者が借入金以外の資金調達をする方法としてはこれが一番間尺にあったものだとは思います。
でも、本格的なファンドと言うほど大袈裟なものではないし、公金を投入するような事業でもないですよね。

2005年に「農林水産業から日本を元気にする国民会議」の中に、
金融・投資の専門家のみなさんで構成するWGをつくり、検討してもらって出来あがった
「農林水産業プラットホームファンドの基本スキーム」というものがあります。

ここで、問題となったのは、
農地集積が遅れ、大規模な生産主体がまだまだ少ない中、
農業法人の資金ニーズの規模が小さいということです。
本格的な投資対象となると最低でも50億円くらいの規模が必要ですから。

また、投資対象となる経営体の経営スキルがまだまだ低いことも課題でした。
さらに、サプライチェ−ンのプレヤー(生産者、資材メーカー、流通事業者、実需者)間の連携関係が希薄なため、
中長期の安定した経営が可能かどうか疑わしいこと。
農産物の価格形成が非合理的で不透明なこと。
投資側に農業経営をよく理解している人材が不足していること。
なども問題となりました。

これらの問題を解決するために、考案されたのがプラットホームファンドなのです。

まず、次の三つのファンドを有機的に組み合わせることで規模の問題と配当率の確保問題を解決します。
1)プライベート・エクイティファンド
ソフトコンテンツ(人材育成、技術・情報提供など)を連携企業が生産者に提供するための資金投資
2)インフラストラクチャーファンド
大型生産施設、かんがい排水施設、養殖施設、倉庫、加工施設などの整備、維持をファンドが保有し、生産者に賃貸するための資金投資
3)資源・生産物ファンド
時間の経過によって付加価値を生む生産物(わさびなど)、加工品(梅干酒など)、森林の樹木(長期運用型)をファンドが保有し、それを生産者が育成するための資金投資

また、アドバイザリボードに農業現場と金融に精通している人間を置きます。
(現場も投資の世界も知らないTV有名人を並べるのではなく(笑))
さらに加工、流通、研究、資材、経営、人材育成などの分野の提携企業によるサポートシステムをつくり、バリュチェーンの構築を図ります。
この二つの導入で、前述した問題の解決を図るわけです。

こうしたファンドが公的資金に頼らず、民間資金で開設、運用されてこそ、
日本の農林水産業の構造改善=ビジネス化と
生産者の資金調達の改善、
生産主体の経営力の向上が図れるというわけです。

今日は、そんな説明を霞ヶ関で行って来ました。

健全な専門性の高い民間ファンドが日本にいくつもできることを期待しています。
















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