吉田誠〜空飛ぶおやじのスローライフ

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<<   作成日時 : 2013/06/02 22:57   >>

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大学時代の恩師I先生の思い出をもう一つ。

大学1回生の時だった。
「君の机を用意するから一日一度は研究室に立ち寄れ。」
と言われて以来。
僕は先輩3人とともに先生の研究助手のような生活を始めた。

体育会の部活もあったので、結構、大変だったような気がするのだが、
辛かったという思いでは無いのが不思議だ。
ただ、最初の頃、一ヶ月ごとに机の上に山積みされた原書の山と
ロシア語、ドイツ語、ラテン語の辞書と首っ引きで格闘したのが大変だったことを憶えている。

でも、法社会学のフィールドワ−クは楽しかった。
入会林の調査に山村へ泊まりがけでインタビューに行ったり、
スモン病訴訟や被爆者援護法制定運動の弁護士団を手伝ったり、
同和地区での無料法律相談活動を行ったり。
今となってはすばらしい経験をさせてもらったと思う。

その当時、先生から教えられたたくさんの事の中で、いまも心に刻み込まれているのは、
「事実の向こう側にある真実(事象の本質)をとらえよ。」
という言葉だ。
幾度も言われ、そのたびに考え、、悩み抜いたからだと思う。
それ以来、ずっと、僕の人生の指標の一つになっている。

様々な事象、絶えず変化する減少の向こう側にある真実(事象の本質)を見抜いたとき、
それまで輻輳し混乱していた事象と混乱していた思考は、
一気に結晶するかのようにシンプルで明確なものになる。

歴史、現実、主義、思想、思惑、利害等々で
霧がかかっていた自らの視野と思考が、
まるで一陣の風で霧が晴れるように、
その向こう側にある一つの問題の本質が見え始めるのだ。

今から思えば、先生から与えられた学習と体験の機会すべてが、
その力を養うための訓練だったような気がする。

ある事象を理解しようとするとき、
今も僕は、
すべての角度から情報をかき集め、
そしてその混乱と錯綜の向こう側にあるはずの問題の本質を見抜こうと思考する
”クセ”がある。


女王様曰く
「あなたはいつも何かを観察し、何かを考えているわね。
たまには頭も休ませないとねえ…。」

この”クセ”も、I先生から頂いた大切な贈り物の一つなんだと思う。




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