吉田誠〜空飛ぶおやじのスローライフ

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zoom RSS コメ・ビジネスのイノベーション

<<   作成日時 : 2013/07/13 22:46   >>

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うだるような暑さの中の農作業は流石にキツイです。
体の水分がすべて抜け出してしまいそうなくらい汗が溢れ出て来ます。

ここのところ、おコメに関するミッションで忙しかったこともあって、
疲れが溜まっているところに、この猛暑下の農作業は堪えます。

日本の農業と食料安全保障の基盤である稲作。
この稲作農業とコメの流通のイノベーションを目的にしたミッションに取り組んでいます。
平たく言えば、
日本の生産から流通までをひっくるめたコメ・ビジネスを
国際競争力のある構造、体質に変えるという取り組みです。
このプロジェクトを僕の今の立場での最後の仕事にしたいとも考えています。

よく、このプロジェクトの説明をすると、
「TPP対策ですか?」と聞かれます。

そんなときは、長くなるけどいいかな?
と聴いたうえで次のような説明をしています。

「いやいや違うんですよ。
TPPの影響はいろいろシュミレーションをしてみましたが限定的です。

日本の稲作農業の最大の問題は、
日本の人口が減り、さらに高齢化や食生活の変化もあって、
急激にコメの消費量(需要)が減ることなんです。

このままだと水田の面積は現在の40%程度でよいことになってしまいます。
需要に応じて水田をつぶしてしまうのかという国土利用の上でも、
いざというときに主食のコメが足りなくなるという食料安全保障の上でも
大問題なんですよ。

解決策は、日本のコメを
これまでのニッチなお遊びのような輸出ではなく、
本格的な食料輸出産業にして行くしかないわけです。

そのためには、
まず生産分野では、低コスト米の生産を実現しなければなりません。
そのためには、マーケットインによって実需ニーズにあったコメをつくる、
地域に合った多収品種の選定、直播など栽培技術の転換、
圃場区画の大規模化、IT技術や航空機材の導入による大規模圃場管理技術の効率化
などなどいくつもの課題があります。

流通分野でも、モミでの流通の実現が必要です。
そのためには、感想、保管、籾摺り、精米の大規模な一貫プラントの整備、
JAを中心とした地域単位での流通から生産から実需につながるマーケットイン・サプライチェーンへの転換、
地域単位の規格・検査制度から実需ニーズ(サプライチェーン)に対応した規格・検査制度への転換、
土地改良事業の完全公共事業化、
無意味な地域品種ブランドや国内での産地間競争からの脱却などなどいくつもの課題があります。

日本の稲作農業を疲弊させているのは、当然まだ始まってもいないTPPではなく、
戦後の制度や慣習にしがみつき相変わらず補助金漬けのまま無為に過ごしている
既得権益を持つ人々です。
目前に国内市場の縮小という大きな危機が迫っているのに、
それを直視しようとしない人々なんです。

いま、こうした革新的な構造転換に向けた取り組みを始めなければ、間に合わない。
僕たちはそう思っているんですよ。」

猛暑の中、暑苦しい話を書いてしまいましたが、
10年後、20年後、日本の美しい水田が半減してしまわないように
いま、僕たちが行動を始めないといけない。
そう思っています。

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