吉田誠〜空飛ぶおやじのスローライフ

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zoom RSS 自制、謙虚、真摯

<<   作成日時 : 2013/07/18 00:25   >>

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「自制と謙虚と真摯」
日本人、特に政治家が忘れてしまった大切なものとして半藤一利さんがあげています。

最近、時折思うのは、
日本の政治が内向きだということです。

選挙に勝って自分の地位を守るためにどうするかというのが、
政治家の第一番の判断基準であり、行動原理になっているのが、その最たるものだと言えます。
仮にそれをやむなしと認めたとしても、
じゃあ第二番目以下に国家や国民のことを考えるという行動基準があるのかというと、
それもなさそうです。

経済も二流、政治は三流と言われてるのも、これじゃあ仕方ないですね。

僕が、最も懸念するのは、軍事戦略、外交戦略においても、
いまの日本の政治家には、内側からの視点しか持っていない人しかいないように見えることです。

軍事・外交戦略は、
現在に至る歴史の動きと国際情勢を俯瞰的に見る視点が基本です。
その上で、日本はいまどういう状況、立場におかれているのかを的確に認識することができ、
そして初めて戦略を構想することが可能となるのです。

日本の内側から、アメリカや中国や韓国を見ていてもダメなのです。
世界という外側から日本の置かれた状況を見ることが必要不可欠なのです。

古代、
蘇我氏や聖徳太子、天智天皇や天武天皇が激しく争った時代でさえ、
それぞれが東アジアの情勢を確実につかんでいました。
その上で、クーデターなど激しい政争が勃発したのです。
白村江の戦いも遷都や律令制や仏教の受容、天皇親政、遣唐使といった政策も、
その国際情勢を踏まえて必要な政策だったと言えます。

北条氏が幕政を握っていた鎌倉時代も、
大陸情勢を時の政権は俯瞰して見ていました。
未曾有の危機を目前に、
領土を奪えぬ(武士に戦闘報酬を与えられない)防衛戦争を行わなければならないという状況に
北条氏の深刻な悩みがあったわけです。

”鎖国”と教えられた江戸時代でも
時の政権は、アジア、欧州、米国の情報はかなりの確度でつかんでいました。
だからこそ、幕府は開国に踏み切らざるを得なかったのだと言えます。

今は”維新”と呼ばれる暴力革命の後、
明治時代は、列強諸国のアジア植民地化というさらに苛酷な国際情勢の中で、
新たな国づくりを進めなければなりませんでした。
時の政権のほとんどの重要政策は、その国際情勢から見なければ理解できないのだと思います。

多分、半藤氏が言われるように、
日露戦争の勝利までは、
日本の政治家は、国際情勢を俯瞰的に認識し、
自制、謙虚、真摯の精神を持ち、国家の存亡を考え、
外交・軍事・内政について的確な対応を図ろうとしていたのだと思います。

それ以降、現在に至るまで、
日本にそうした政治家は、本当にごく少数しか現れなかったのが日本の不幸だと思うのです。

現在、日本には、
国際的に見て、深みと重みのある政治家が見当たらないのは、
やはり、外から内を見ることのできるスケールの大きな政治家、
国際情勢と日本の置かれた状況を見極め、
自制、謙虚、真摯を持って戦略を練ることのできる政治家も学者もいないからなのだと思います。







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