吉田誠〜空飛ぶおやじのスローライフ

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zoom RSS 最後に残る課題

<<   作成日時 : 2014/07/10 23:14   >>

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日本の農産物流通の変化が進む中、最後に残るネガティブな問題は、
量販店を中心とした小売業界の体質だろうと思う。

青果の市場経由率が統計上いまだに高いのは、
市場という場で、量販店を中心とした小売り業界と卸、荷受け、JAとの相対契約が行われているからだ。
これを市場経由率に算入しているから実態が見えなくなっている。

返品あり、価格変更あり、一方的な契約打ち切りありという、傍若無人の小売業界と外食業界。
巨大なバイングパワーを武器に、リスクをすべて取引先に押し付け、生産コストも物流コストも無視した異常な世界を作り出している。
生産者、中間流通、加工卸を泣かせ、つぶしても、
違う相手がすり寄って来たからこそ、維持できて来たビジネスモデルだ。
農産物の価格の低迷状態を引き起こしたのも、
彼らのダンピング競争であり、その意のままにして来たJA組織の責任だろう。

すべては、量販店の誕生により、価格形成権が製造業界から小売業界に移ったのが始まりだ。

しかし、その圧倒的力にも影が差して来ている。
IT技術を駆使した通販業界が、コメや青果でも一定のシェアを占めはじめ、
流通の一翼としての存在感を顕し始めている。
生産者や中間流通事業者との持続性のある安定した取り組みを模索する小売や外食も現れ始めた。

国内市場の縮小と、流通の多様化により、売上高の成長も止まり、収益率も下がりつつある。
そんな中、海外進出を展開し始めた彼らだが、国内でこそ通用したその不合理なビジネスモデルが、
合理性を追求する海外で通用するはずもなく、苦戦が続いている。


日本農業のイノベーションで、
最後に残る課題は、小売業界の改革だと言い続けて10年。
やっと、旧態依然とした業界にも激変の兆しが見えて来たのかもしれない。
できることなら、巨艦の終焉を見届けたい。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
「国内でこそ通用したその不合理なビジネスモデル」
確かにその通りで、値決めの主体化を確立することが製造の課題です。
農業も同じことですが、その経営手法はまだ旧態依然としています。
農協中央会の責任は大きいと思いますよ。
大ちゃん
2014/07/11 06:13

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