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zoom RSS 「植物工場」研究開発の本当の目的

<<   作成日時 : 2013/04/11 20:59   >>

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最近また、「植物工場」に関する相談や問い合わせが増えています。

まあ、「植物工場」という言葉を使っているということだけでも、
あんまり農業のことを理解できていない方(企業)なんだなとわかりますから(^_^;)
できうる限り、ていねいかつわかりやすく話すようにしています(^_^)

日本では、「植物工場」(要は施設園芸なんですけどネ(^_^))は、
学者+資材メーカー+補助金という形で開発研究が進められて来たため、
机上の空論に近い過剰投資型が主流になってしまいました。

ですから、残念ながら、
生産現場のニーズにも、農産物を買い取る実需者側のニーズにも、
まったくマッチしていないんです。

生産現場や、実需側が抱えている問題を理解し、
それらの問題を一つひとつ解決するために必要なポイントに集中して新技術を導入して行く
という積み重ねが必要なのですが、それが全く出来ていないのです。

開発の意義や目的を尋ねても、
食糧自給率とか安全性とか、何それ?っていうような
抽象的で意味のわからないご託ばかり言ってるしネエ(^_^)

本当は、
品質を保持しながら、
作業効率の向上、生産コストの削減、天候リスクの軽減、歩留まりの向上、品質の向上といった
きわめて現実的な問題を解決することが目的でないとおかしいのですがネ(^_^)
大体、マジメに事業化を考えるなら、最初から補助金なしで採算が確保できない事業計画なんて
まったく馬鹿げていますヨネ(^_^)

過剰投資の典型は、閉鎖型施設や人口光設備です。
北極圏域や大陸の内陸部などの極地や火星など地球外惑星でない限り不要です。
過剰投資になって採算が取れるはずがないですもの。

主流の水耕(養液)栽培方式も、品質面で大いに問題があります。
現場で「美味しいでしょ?」とよく聴かれるのですが、
はっきり言って美味しくないものばかりです(^_^;)
きっと、開発や運用に関わっていらっしゃる方々は、
本当に美味しい野菜や果菜を食べたことがないのでしょうね(^_^;)

野菜や果菜が美味しくなるには、
やはり一定のストレスと根を張るという生理的要素が不可欠です。
そういう意味で水耕(養液)栽培は、品質を保持するという面では、かなり難しいですね。

施設内全体の温度・湿度のコントロールも、
病原菌や害虫の侵入を防ぐための完璧な閉鎖性も不要です。

生育コントロールのためには、施設内全体ではなく、培地の加温・減温だけで十分ですし、
ハウス施設では、病害虫が発生するような異常な環境が続くのを避けるだけの管理ができれば十分なのです。

で、いま、僕が注目している施設栽培方法は、
水耕栽培ではなく、太陽光利用型施設での人口培地を使った栽培方式です。
大切なビジネスシーズなので詳細は言えませんが…アハハ(^_^)

「植物工場」の方が、コストが高くつくから価格が高くて当たり前というイメージが
日本では定着してしまっています。
でも、僕は全く逆だと思っています。
面積あたりの生産量を最大で露地栽培の40倍程度にはできるはずですし
天候リスクも少なく歩留まりも良いわけですから、
本来は(過剰投資さえしなければ)、露地栽培よりも安価で生産できるはずなのです。

「植物工場」の研究開発の目的は、
天候リスクをヘッジし、安定周年生産を実現すること、
面積あたり生産量を増やすこと、
その結果、生産費を減らすこと、
そして使用水量を減らすこと、
だと僕は考えています。

多くの生産者、企業と協力して何とか実現したいものです。






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