吉田誠〜空飛ぶおやじのスローライフ

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zoom RSS 米とトウモロコシ

<<   作成日時 : 2014/10/01 00:59   >>

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日本では米価が異常な幅で下落しています。一方、国際市場ではトウモロコシ価格が米国の大豊作などの影響を受けて大幅に下落しました。
トウモロコシについては、低価格を受けて需要が活発化しており、生産者が来季の作付け面積を縮小する動きを見せているため下落傾向に歯止めがかかりつつはあるのですが。

一見関係のないように見える二つの価格推移ですが……実は、日本の農業経営者にとっては、この二つの価格推移は大きな不安要素となるものなのです。

と言うのは、日本では、この秋の米価の暴落を受けて、来年、飼料用米の作付けが増えるのではないかと見られています。主食用米から飼料用米への作付量のシフトは、主食用米の需給状況の改善、ひいては米価の安定化のためには良いことではあるのですが…飼料用米の価格相場は、飼料用輸入トウモロコシ価格との比較で形成されるのです。

つまり、輸入用トウモロコシ価格が下がれば、飼料用米の需要が減り、価格も下がってしまうことになるのです。昨季までは、輸入トウモロコシ価格が高騰していたため、代替品として国内の飼料メーカーも飼料用米の買い付け量を増やしていたのです。

飼料用米の買い付け量が減り、価格も下がり、主食用米の価格も低水準のままだとすると、米生産者は一体何をつくればよいのかと言うことになってしまいます。
僕たちが、今季、多収性品種による飼料用米の低コスト生産の実証試験を行った背景には、こうした事情があるのです。トウモロコシの底値価格と比較しても低コストで飼料用米の生産ができれば、実需側の需要も安定し生産者にも安心して転作を進めてもらえるからです。
まだ、実証試験の結果は出ていないので、とりあえずはトウモロコシの価格の推移に注目しています。

もう一つ心配なのは、政府の飼料用米に対する助成制度がいつまで続くのかという問題です。「猫の目行政」の典型と言われている日本の農業政策の継続性に対する不安感です。

いずれにしても、海外では随分前から当たり前のことなのですが、日本の生産者も世界穀物市場の動向を把握し、競合作物の需給状況を的確に推測しながら、来期の作付け計画を大胆に変えていかなければならないという時代になったことは確かです。

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